【テレワーク環境向上プロジェクト】シェアオフィスで使うべきセキュリティロックって?

オフィス以外で、ICTを利用して働くテレワーク。就業場所は、自宅であったり、サテライトオフィスであったり、カフェ・移動中であったり、様々です。今回は、特にシェアオフィスや、サテライトオフィスで働いている方々向けにオススメの「セキュリティロック」についてご紹介します。※Mac製PCをお使いの場合、今回ご紹介するセキュリティロックは、これ単体では使用できませんので注意してください。

セキュリティロック(ワイヤーロック)

セキュリティロックは、ワイヤーが付いている錠前です。

PC、ノートPC、モニタやハードディスクにとりつけて机などに固定することができます。英語では Kensington lock、K-slotなどと呼ばれることもあります(Kensington Computer Products Groupが特許を所有、販売しているため)。

サテライトオフィスなどで働いていると、「トイレに行きたい」ときや、「隣の部屋に飲み物を取りに行きたい」ときに、ノートPCを放置してよいものか、悩ましいところ。このセキュリティロックを利用することで、短時間であれば、PCを置いたまま席を離れることができます。

使い方

セキュリティスロットの位置は製品によって異なりますが、ノートPCの場合、右側面か左側面の奥の方にあることが多いです。PC以外には、モニターやハードディスクなどにもセキュリティスロットがついていることが多いです。

ワイヤをデスクの配線穴などに通し、PCなどの盗まれたくないものにあるセキュリティスロットと呼ばれる穴に錠前の突起部分を差し込みます。

アンカーポイントに注意

アンカーポイント(ワイヤーを通す場所)はよく選びましょう。デスク下を見てみると、セキュリティワイヤーを通す用の金具がついていることもあります。他には、デスクに空いている配線用の穴などに固定します。机の脚は、机を持ち上げればワイヤーを取ることができるため、絶対にさけましょう。

鍵をかけるときには、錠前を押し込むだけで鍵を必要としないタイプのものが多いです。

取り外すときは、鍵を指しこんで回して開錠します。(ダイヤル錠のものは、数字を合わせて開錠、外すことができます。)

選び方

メーカー

ケンジントン、サンワサプライ、エレコムなどが販売しており、「セキュリティロック」「ケンジントンロック」などで検索するとヒットします。

規格

長年、ケンジントン規格(スロットサイズ3x7mm)が広く使われており、一般的でした。しかし近年、薄型ノートPCなど向けにそれよりも小さいセキュリティスロットの規格が登場しています。特に、DELLやhpの薄型ノートPCにはNoble locks社のNoble Wedge規格(3.2×4.5mm)が使われていることが多いようです。新しくロックを購入する際には、ご自分の使っているPCのセキュリティスロットにどの規格が使われているのか調べましょう。

錠のタイプ

鍵が付属するタイプとダイヤル錠タイプがありますが、一般的に鍵が付属するタイプの方が安いです。

鍵が付属するタイプのもので注意した方がいいのは、ロックをするときに鍵が必要ないものです。このタイプの場合、万が一鍵を忘れてしまったときにロックをしたのに外せない、という状況になってしまう可能性があるので気をつけましょう。

鍵を常に持ち歩く自信のない方は、ダイヤル錠タイプが安心です。

ワイヤーの長さ

長さは2m前後のものが使いやすいです。

最後に!注意点

最後に、使用上の注意です。諸外国に比べると治安が良いといわれる日本ですが、絶対はありません。

セキュリティロックをかけたからといって、ランチに行くなど長時間PCを放置するのは絶対に避けましょう。また、席を離れる際には必ず画面をロックするようにしましょう。