おすすめのPC内線ツール5選!テレワークにも使える電話クラウドサービス

多くの企業において電話は必要不可欠なアイテムの一つです。オフィスのような内線電話を、テレワークやリモートワークでも利用したい場合、「PC内線ツール」の導入を検討してみませんか?

インターネットに接続しているパソコンやモバイル端末があれば、PC内線ツールを導入することで内線がかけられるようになります。

今回はPC内線ツールの基礎知識や選び方、テレワークにもおすすめのPC内線ツール(クラウドPBX・Web会議ツール)を解説します。

PC内線ツールとは?

PC内線ツールとは、電話機を使わずにパソコンで内線をかけられるツールのことです。わざわざ固定電話を用意しなくても、インターネットに繋がったパソコンがあれば、社員同士が内線をかけられるようになります。そのため、固定電話や専用のシステムを設置する必要がなく、初期費用も抑えられるというメリットがあります。

PC内線ツールの種類

PC内線ツールは、一般的に「クラウドPBX」と「Web会議ツール」と呼ばれる2種類のツールに大別されます。

クラウドPBX(Private Branch eXchange=電話交換機)は、社内外との通話機能をクラウド上のサーバーから提供するサービスです。外部からの電話に対応する必要がある場合は、クラウドPBXを選択します。一方、社内だけの内線として利用する場合は、Web会議ツールを選択すると良いでしょう。

テレワークに導入するPC内線ツールの選び方

PC内線ツールをテレワークに導入する場合、以下のポイントを押さえて選びましょう。

どのようなデバイスに対応しているか

パソコン、モバイル端末、IP電話など、内線ツールがどのようなデバイスに対応しているかで、業務効率が変わります。たとえば、個人が所有しているスマートフォンなどを業務用の内線として利用できれば、外出先でもお客様からの電話などに対応することができます。

また、Web電話帳やほかのWeb会議ツールと柔軟に連携できるかどうかも、テレワークの効率アップを狙うなら押さえておくべき重要なポイントです。

画面共有機能など必要な機能が搭載されているか

内線ツールには転送機能や音声ガイダンス機能といった、内線に必要な機能がひと通り揃っています。しかし、テレワークの業務効率化を狙って導入するなら、画面共有機能やビジネスチャットなどの機能も欠かせません。

基本的な内線機能だけで十分なのか、それともテレワーク効率化に向けてより充実した機能が必要なのか、自社で利用する内線ツールに必要な機能を見極めましょう。

 セキュリティ・サポートは充実しているか

PC内線ツールはインターネットに接続して電話をすることになるため、セキュリティ対策が必須です。不正アクセスや情報漏えいリスクに備え、PC内線ツールのメーカーが万全のセキュリティ対策を施しているかどうかを確認しましょう。

また、導入から運用、万が一のトラブルに対するサポート体制も確認が必要です。PC内線ツールをテレワークに導入する際は、セキュリティ面とサポート体制についてもしっかりと調査および検討するようにしましょう。

テレワークにおすすめのPC内線ツール5選

テレワークの業務効率化におすすめのPC内線ツールを紹介します。

Webex Calling|業界トップクラスの高品質音声

https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/solutions/webex/webex-calling.html

「Webex Calling」は、高品質な音声・電話機能が特徴のクラウドPBXです。従来の電話機能のほか、固定電話・ソフトフォンも利用できます。

同サービスの特徴は、「03」などから始まる全10桁の電話番号の形式「0ABJ番号」を利用可能な点です。「0ABJ番号」が利用できるということは、つまり総務省の定める通話品質の基準を満たしていることになります。

また、これまで利用している内線番号体系を一切変更せずに維持することができます。既存PBXとの内線連携もスムーズですので、比較的導入しやすいクラウドPBXと言えるでしょう。

OCEクラウドでんわ|高い信頼性と安全

https://origin2.oce.co.jp/service/cloud/cloud/05-09cloudphone/

「OCEクラウドでんわ」は、日本国内のデータセンターで専属技術スタッフが運用している、安全に配慮されたクラウドPBXです。IP電話機と回線接続用ゲートウェイ機器を導入すれば、すぐに運用を開始できます。

内線・外線通話、拠点間通話など既存PBXの主な機能を搭載しているほか、スマートフォンやPHSなどモバイル端末にも対応しています。導入にあたって、コンサルティングや事前調査などを無料で実施している点にも注目です。

VoiceConnect|最短1週間で導入が可能

https://www.nesic.co.jp/solution/voice/voiceconnect.html

「VoiceConnect」は、NECネッツエスアイが提供するクラウド型音声サービスです。最短1週間で、データセンターに設置したクラウドPBXをインターネット経由で利用できるようになります。

運用・管理はネットワーク通信工事やシステム開発の実績が豊富なNECネッツエスアイが行うため、サービス品質が保証されています。なお、同サービスには1ヶ月のトライアルが用意されており、使い勝手や音声品質を確認してから本格導入が可能です。

Microsoft Teams|最大100人でWeb会議が行える

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software

「Microsoft Teams」は、国内大手企業での導入実績が豊富なWeb会議ツールです。無料プランでも最大100人のWeb会議が可能で、全社規模で定期的にWeb会議を開きたいというニーズに対応できます。

さらに、Web会議機能のみならず、チャットやファイル共有、画面共有、共同編集などテレワークの業務効率化に役立つさまざまな機能を備えています。利用中だけでなく、利用前のサポートも充実しているため、初めてWeb会議を導入する企業、チームにもおすすめです。

Skype Meet Now|アプリダウンロードもアカウントも不要

https://www.skype.com/ja/

「Skype Meet Now」は、アプリダウンロードやアカウント作成も不要で利用できるWeb会議ツールです。公式ページでリンクを作成し、通話に参加してもらいたい人と共有するだけで利用開始できます。

無料で最大50人までのWeb会議、複数人での画面共有が可能ですので、導入前に実際の使い心地や通信環境を確認するのに最適です。少人数でちょっとしたWeb会議を開きたい場合におすすめします。

まとめ

PC内線ツールの基礎知識や、おすすめのクラウドPBX、Web会議ツールについて解説しました。

今回ご紹介したツール以外にも、テレワークでも「今ちょっといい?」という気軽な会話を実現できる「roundz」などのバーチャルオフィスツールを社内の内線ツールとして利用も可能です。

自社の目的に合った機能を備えたツールを選び、業務の効率化につなげていきましょう。