これから社内でテレワークを導入する!となると、その前に気になるのは他社の動向。どのような動機で導入を決め、実際どのように運用して、どのような効果があったのか気になりますよね。有難いことに、公的機関を含む様々な関係各所でそのような導入事例について調べることができます。この記事では、テレワークを導入した企業の動向についてどこで調べればよいかご紹介します。
Contents
導入例リンク集
総務省 テレワーク情報サイト 導入例検索
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/furusato-telework/search-case/index.html
総務省は、テレワーク情報サイトというテレワークに関する情報を包括しているwebサイトを運営しており、その中にテレワーク導入例のデータベースが用意されています。今回調べた中では、掲載件数が最も多く、316件(2018年11月27日現在)もの事例について閲覧することができます。業種、地域、導入目的、キーワード、人数・規模から検索することができます。
厚生労働省 テレワーク活用の好事例集 -仕事と育児・介護の両立のために-(平成26年度)
厚生労働省では、特に育児期・介護期の従業員がテレワークを利用することで、仕事と育児・介護との両立が進んでいる企業の事例についてまとめています。こちらは、主に「雇用型」の在宅勤務を中心としたテレワーク活用の好事例企業について、全15社の紹介をしています。特に興味深いのは、従業員のタイムテーブルです。育児期のタイムテーブル(30-40代の男女)、介護期のタイムテーブル(40-50代の男女)が紹介されており、テレワークをした日、テレワークをしない日でどのように時間を使い分けることができるのか、わかりやすくまとめられています。
東京都テレワーク推進センター テレワーク実践事例
https://tokyo-telework.jp/center/joho_zone/casestudy/
東京都は、東京オリンピックの開催や慢性的な通勤ラッシュの解決などの動機から、テレワーク推進活動を行っています。東京テレワーク推進センターのwebサイトでは、都内のテレワーク実践企業の事例が紹介されています。現在、製造業、情報通信業、不動産業・物品賃貸業、卸売業・小売業、金融業・保険業、サービス業、医療・福祉の7つの業種ごとに、全29社の事例について紹介されています。
(参考)中小企業庁 中小企業のクラウドソーシング活用事例集
https://www.mirasapo.jp/talent/files/jinzai_jirei06.pdf
クラウドソーシングとは、企業などが不特定多数の人々に業務委託を行うもので、テレワークとは異なる概念です。しかし、業務を委託する側と受託する側は離れた場所で仕事をすることが多く、テレワークと似ている部分もあります。こちらは、中小企業庁がまとめたクラウドソーシングに関する活用事例集です。20の地域中小企業が、人材不足や事業拡大などの経営課題に対してクラウドソーシングを活用した事例について学ぶことができます。
まとめ
今回の記事では、テレワークの導入事例について、各所のリンクをご紹介しました。同じくらいの規模、似たような導入目的の企業は見つかりそうですか?是非活用してみてください。
- とにかく数!なら総務省
- 育児・介護の事例なら厚生労働省
- 都内企業なら東京テレワーク推進センター