リモートワーク・テレワーク徹底比較ー何がどう違うの?目的で使い分けよう!【意味・職種・地域・助成金など】

働き方改革が叫ばれる現在、柔軟な働き方の一つとして近年採用する会社が増えてきたリモートワークやテレワーク。

導入する企業にとっては生産性の向上や離職率の低下、働く従業員にとってはワークライフバランスの向上が見込めるなどのメリットが知られています。

さて、「リモートワーク」と「テレワーク」、これら2つの言葉の違いについてご存じですか?

今回シゴトバが調査した結果、リモートワークとテレワークは言葉の意味はほとんど変わらないものの、職種や目的などで使い分けられていることがわかりました。

この記事では、2つの言葉の意味と、使われるシーンの違いなどについてご紹介します。

テレワークの意味・リモートワークの意味

まずはじめに、2つの言葉の意味に明確な違いはありません

テレワークとは

総務省では、テレワークを統一して使用しており、次のように定義されています。

テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方です。

総務省Webサイトより

テレワークをするメリットや企業への導入率などの詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。

【解説】テレワークとは?意味や、企業が導入するメリット・導入率のまとめ

リモートワークとは

一方、あるwebサイトでは、リモートワークに関して次のように説明しています。

「リモートワーク」とは、在籍する会社のオフィスに出社せず、自宅やレンタルオフィスなど、会社から離れた(リモート)場所で業務を遂行する勤務形態。ほぼ同義のテレワークやいわゆる在宅勤務を、こう呼び替えるケースが増えています。

日本の人事部 人事辞典より

このように、表現は違えど、場所にとらわれない(≈会社のオフィスに出社しない)という意味で同じような意味で定義されています。

使われ方の違い

あまり意味の違いがないリモートワークとテレワークですが、世間ではどちらの方が一般的なのでしょうか?

Google TrendsというGoogleが提供している検索ワードの傾向について調べることのできるツールを使って考察しました。

検索数は、テレワークの方が多い

Google Trendsを使い、過去5年間でどちらの言葉がより検索されているのか調べました。

これを見ると、過去5年の間にどちらの言葉も検索数がだんだん伸びてきているのがわかりますが、リモートワークに比べてテレワークのほうが3-4倍検索数が多いことがわかります。

※また、どの年も12月末から1月頭にかけてはテレワークの検索数が下がっていることから、業務では「テレワーク」を検索している人が多いのではないかと考えられます。

テレワーク=日本全国、リモートワーク=首都圏・大阪・北海道

また検索されている地域についてもみてみると、テレワークが日本全国で幅広く検索されているのに対し、リモートワークは東京近郊・大阪・北海道で集中的に検索されていることがわかりました。

なぜこのように地域によって使われ方に差が出るのか、明確な答えはありませんが、後述する職種による使い分けが影響していると考えられます。

英語圏では?

英語圏においてはテレワーク(telework)のほかに、テレコミューティング(telecommuting), リモートワーク(remote work), ワーキングフロムホーム(working from home)といった言葉が使われています。

英語版のwikipediaではテレコミューティング(telecommuting)が採用されています。

英語圏の中でも特にアメリカでは、テレワークはオフィスがメイン、リモートワークはオフィス以外がメインという微妙なニュアンスの違いがあるようです。

テレワークとリモートワークの違いは?【アメリカ編】

行政機関・自治体はテレワーク

2020年東京オリンピックにおける混雑緩和等を目的とし、2017年、国は7月24日をテレワーク・デイ(2018年度は複数日をテレワーク・デイズとした)と決定。

また、東京都も「2020年に向けた実行プラン」の一貫として東京テレワーク推進センタを設立し、両者ともに企業に対するテレワーク導入推進を図っています。

また、総務省では地方創生のための事業として、地方のサテライトオフィス等においてテレワークにより都市部の仕事を行うふるさとテレワークを提唱。

地方自治体や民間企業に対してサテライトオフィス等の環境を整備する取り組みを行っています。

このように、行政機関(総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府)や地方自治体ではテレワークという言葉が公式文書、webサイトにおいて使われています。

 

エンジニア・デザイナーはリモートワーク?

大手求人サイトIndeedで、「(職種名) テレワーク」「(職種名) リモートワーク」で検索し、どちらのほうが求人数が多いか、比較してみました。

結果、総数ではテレワークの求人のほうが多いものの、職種によっては逆転するという現象が見られました。

営業・人事・事務ではテレワークの求人数がより多く、エンジニアやデザイナーなどの開発・クリエイティブ系職種ではリモートワークのほうが求人数がより多いことがわかりました。

 テレワークリモートワーク
総数39072269
事務1097281
営業1959747
人事558315
プログラマー119172
エンジニア4691035
デザイナー350562

(2019年1月11日時点)

まとめ

この記事では、リモートワークの言葉の意味について、また、リモートワークと似た言葉であるテレワークとの比較についてまとめました。

結論として、2019年現在、リモートワークに比べてテレワークのほうが多く・広く使われているようですが、あなたの目的に応じて次のように使い分けることをお勧めします。

まとめ
  • 助成金を使用する・導入サポート事業について学ぶなど、国の事業に参加し、導入したい企業は「テレワーク」を使うべき
  • 場所にとらわれない働き方を探している開発・クリエイティブ職種の人は「リモートワーク」で検索
  • 場所にとらわれない働き方を探している開発・クリエイティブ職種の人を採用したい企業は、求人欄に「リモートワーク」と書くべき