Slackが使えない？！そんなとき代わりに使えるオンプレミスのチャットツール2選 | シゴトバ

テレワーク・リモートワークをしたり、離れた相手と頻繁にやりとりをする上で、チャットツールは非常に便利なコミュニケーションツールです。

数あるチャットツールの中でも、特に最近人気なのがビジネスに特化したチャットツールである「Slack（スラック）」。

しかし、セキュリティなどの問題で、会社によっては Slack を導入できないケースがあります。

この記事では会社で Slackが導入できない状況はどのような状況か、また、そんなときに Slack の代替となり得るチャットツールについて紹介します。

Contents

こんなときにはSlackが導入できない？！
- クラウドサービスそのものを利用できないとき
- より柔軟なカスタマイズが必要なとき
代替案 : オンプレミス運用が可能なチャットツールの導入
オンプレミス運用が可能なチャットツールの紹介
- Rocket.chat
- Mattermost
まとめ

こんなときにはSlackが導入できない？！

様々な企業・業界で導入の進んでいるSlackですが、以下のようなケースでは導入が難しいと考えられます。

クラウドサービスそのものを利用できないとき

Slackを利用する場合、インターネットを通じて他社の（場合によっては海外の）サーバに業務データを格納することになります。

現代の一般的な企業では、他社のサーバを利用するよりも自社でサーバを立ててデータを管理する方がリスク・コストが高くなります。

しかし、安全保障や医療関係など、非常にセンシティブなデータを扱う職場である場合、社内のセキュリティ規約上クラウドサービスを利用できないことがあります。

また、実際にはそこまで高セキュリティにする必要性がない場合でも、社長などの意思決定者が「他社にデータを預ける」ということに対して不安をぬぐい切れず、クラウドベースのサービスを利用できないということもあるでしょう。

より柔軟なカスタマイズが必要なとき

Slackの機能の便利さを享受したくとも、社内で使用している業務用ツールとの連携が必要で使えない場合があります。例えば自社製スケジューラと連携してプレゼンス管理などを行う場合は、通常世に出ているツールでは対応が難しいためより柔軟なカスタマイズが必要です。

代替案 : オンプレミス運用が可能なチャットツールの導入

Slackと同様の機能を持つチャットツールはいくつか存在しており、その中にはオンプレミスで運用できるツールが存在します。

オンプレミスとは？

オンプレミス（英語：on-premises）とは、サーバやソフトウェアなどのシステムを利用者が管理する施設内の機器で運用することを指します。「自社運用」とも言います。

オンプレミスのメリット

データを自社で管理できる

自社の施設にデータが格納されるため、「他社にデータを預ける」ということは無くなります。よってこの部分についての不安は払拭することができます。

カスタマイズが容易

自社で構築するため、必要に応じたカスタマイズが簡単にできます。「自社製のツールとどうしても連携しなければいけない」といった事情がある場合は、オープンソースかつオンプレミス運用が可能なツールを選択することで、自社のIT担当者を説得できるかもしれません。

オンプレミスのデメリット

運用稼働/運用コストがかかる

自社でサーバ機器を設置して運用していかないといけないため追加の稼働/コストがかかります。データの格納場所が自社設備になるということは、それを守れないといけないということでもあります。定期的にセキュリティパッチを当てるなどのケアをしていく必要もありますし、障害が発生した場合には自分達で対応しなければなりません。